生薬の薬効と成分(1)

yakuzen

薬膳料理が健康によいのは、単に生薬による薬効によるものではありません。栄養学では今のところ取り上げられてはいませんが、食べ物にある薬理効果を十二分に使うことからひきだされたものなのです。

生薬と食べ物の薬理効果、栄養価、それに見た目の美しさ、おいしさ。

この四つが見事に調和すれば、体の健康にも心の健康にもよいことは、自明の理。

食効を知ることで、食生活をさらに豊かにしていきたいものです。

・人参 : ウコギ科のオタネニンジンの根を乾燥したもの

〔成分〕サポニン配物体、単二、三糖類、ビタミンB群など
〔薬効〕胃の衰弱による新陳代謝機能の低下を高める。疲労回復、逸疫機能促進。

・何首烏 : タデ科のツルドクダミの根を乾燥したもの

〔成分〕アントラキノン類、タンニン、でん粉脂肪
〔薬効〕強壮、腰膝の疼痛、白髪

・芍薬 : ボタン科のシャクヤクの根を乾燥したもの

〔成分〕ペオニフロリン、アルビフロリン、安息香酸、タンニン
〔薬効〕鎮痛。皮をつけたままの赤巧は、利尿、散血。

・升麻 : キンポウゲ科のダフリアショウマおよびオオミツバショウマなどの根茎。日本ではサラシ十ショウマの根茎。

〔成分〕フェノールカルボン酸類のフェラル酸、イソフェラル酸
〔薬効〕解執、解毒、抗炎症

・酸ソウ仁 : クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子

〔成分〕脂肪油、タンパク質、サポニン配糖体
〔薬効〕神経強壮、鎮静、催眠薬

Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.